【要約】
今回は、吉村さんの旅を通して、ダイヤモンド八ヶ岳美術館ソサエティとその周辺の魅力をご紹介します。
【はじめに】
宗澤政宏氏が代表を務めるダイヤモンドソサエティは全国でリゾートホテルを経営しています。今回は、そんなホテルのなかから、ダイヤモンド八ヶ岳美術館ソサエティを舞台として、その魅力を吉村さんの旅を通してご紹介します。
【思い出深い八ヶ岳山麓へ 吉村作治さんの1泊2日ぶらり旅】
エジプト考古学の第一人者として東日本国際大学で教鞭を執る一方、執筆、テレビやラジオを含むメディア出演、講演活動など多彩な分野で活躍中の吉村教授こと吉村作治さん。
座瀬田大学在学中の1966年に日本初のエジプト調査隊を組織し、マルカタ南の「魚の丘遺跡彩色階段」、ファラオの眠る「王家の谷」調査、ハイテク技術の導入により新たな発見をしたピラミッドと太陽の船など、数多くのプロジェクトで成果を残してきました。
海外・国内の別を問わず、これまでに旅した土地は数知れず。フィールドワークが多く、登山やスキーなどのスポーツにも早くから親しんできた吉村さんが、「ここは特別に好きな山」と話すのが、長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳連峰です。
今回は、その八ヶ岳山麓に建つ「ダイヤモンド八ヶ岳美術館ソサエティ」に吉村さんをお迎えし、エジプトのエピソードや旅にまつわる思い出などをお伺いします。
【八ヶ岳追想から始まる旅のストーリー】
左手には南アルプス連峰、右手には八ヶ岳連峰がくっきりとした稜線を描くパノラマビュー。
ダイヤモンド八ヶ岳美術館ソサエティのダイニングから続くテラスに立った吉村さんは、感慨深げに山を見上げながら「懐かしいなぁ…」とひとこと。
「高校時代は山岳部に所属していて、八ヶ岳にはよく山歩きに来たものです。ここに来るときは単独行動が多かったかな。ひとりでも、それほど難しくなくて、一泊で端から端まで歩ける。それが八ヶ岳の好きなところでした」。
旅遍歴をひもとけば、始まりはさらに小学生時代に遡ります。難関の中学受験を突破したごほうびに、ご両親が買ってくれたフリーパスを片手に、意気揚々と2週間の一人旅へ。
「屋久島を目指したつもりが、間違って種子島についちゃった。でも、旅先で出会ったひとたちが、それはもう親切に世話を焼いてくれて、行き当たりばったりで九州から広島にも。東京についたときは、財布に5円しか残っていませんでした」。
ハプニングを楽しむ旅の面白さを知った少年は、大学生となった10数年後、石油タンカーに乗ってエジプトへ。冒険活劇の序章は、すでに当時から始まっていたのですね。
【個室スタイルの鉄板コーナーで極上ディナーを】
秋の日は釣瓶落とし。楽しい旅のエピソードを聞き入るうちに、山々のシルエットが夕闇に溶け、あっという間に夕餉の刻に。
今宵は個室スタイルの鉄板コーナーで、林料理長が腕を振るう、自慢のコースディナーをゆっくりいただきます。
和風の前菜盛り合わせに続いてサーブされたのは、今年の初物というマツタケの土瓶蒸し。「たまらない香りですね。実はアルジェリアでも天然のマツタケが採れるんです。現地の人は食べないですけど。もったいないよね」と吉村さん。
そして、信州和牛の極上サーロインを使ったステーキは、味付けと付け合わせにバリエーションを持たせた2種類のプレートで、きめ細やかな霜降りの肉質、ジューシーながらもキレのよい上品な旨味をもつ信州和牛を「飽きずに、違った味わいで楽しんでいただきたい」との思いが込められた構成です。
締めに登場のガーリックライスは、ステーキを焼く時にでた脂でこんがり香ばしく焼き上げた一品。料理関係の著作があり、調理師免許をもつほどの料理上手である吉村さん。
最近は体のことを考えて夜ご飯はひかえめにしているそうですが、「肉の旨味がそっくりご飯にうつっていて、これは美味しい!」とペロリ。
オリジナルの赤ワインをお供に、団欒の時はしばらく続きそうです。
【最後に】
ということで、今回は八ヶ岳の雄大な大自然を感じられるダイヤモンド八ヶ岳美術館ソサエティを紹介しました。
このほかにも、宗澤政宏氏が作り上げた素晴らしい施設の数々がお客さまをおもてなしします。ぜひ一度堪能してみてはいかがでしょうか。