【要約】
ダイヤモンドソサエティで味わえるお食事などについてご紹介します。
【はじめに】
宗澤政宏氏が代表を務めるダイヤモンドソサエティは、地域の特色ある食材や特産品を多く取り入れてお客さまにご提供しています。今回は、そんなダイヤモンドソサエティの地域の食材について特集します。
【生産者とお客さまをつなげる地産地消を目指す】
「三田大根」を作っているのは、三田市にある西中ファームです。
ダイヤモンド有馬温泉ソサエティからは車で20分ほど。三田市は降水量や気温ともに農業に適しており、市の総面積の約一割が田んぼという米作りが盛んな地です。ダイヤモンド有馬温泉ソサエティの田淵料理長が畑を訪れるのは初めてのこと。代表の西中さんに案内してもらいました。西中ファームは西中さんで3代目。100年続く農家です。
JR宝塚線をのぞむ広大な耕地には、三田米「どんとこい」や「ヒノヒカリ」などの米を中心に、季節ごとに野菜も数十種類作っています。「このあたりは粘土質と砂地の中間の土質で、黒豆や山芋をはじめ野菜の栽培にも適しています。完全無農薬は難しいのですが、虫除け液などを使用することでできるだけ減農薬で育てています。」と話す西中さん。
料理長は収穫時の野菜をあれこれ見ながら西中さんを質問攻めしたかと思うと、カエルをふたりで追いかけたり、ふざけあったり。その姿はまるで兄弟のようです。
実は、西中さんは2年ほど前までダイヤモンド有馬温泉ソサエティのフロントマネージャーでした。そのころからの関係がいまでも続き、「地産地消で野菜を使うとなると、これ以上信頼できる人はいない」と断言するン田淵料理長。
お客さまを良く知っていることは西中さんの強みです。西中さんが作る野菜は「生産者の顔が見える野菜」であるとともに、「食べる人の顔を見ながら作る野菜」でもあるのです。この日、西中ファームで収穫された米「ヒノヒカリ」を持ち帰った料理長。
早速ダイヤモンド有馬温泉ソサエティで使いたいとのこと。冬にはおまちかねの三田大根をはじめ、西中ファームの野菜が朝食・夕食で登場します。地産地消の味わいをぜひお楽しみください。
【北陸の幸と包丁技の真剣勝負】
栗津温泉街に看板を掲げる吉田水産。創業は昭和24年、日本海の幸とともに歴史を重ねてきた老舗です。「場所柄、旅館やホテルで腕を振るうプロの料理人とのお付き合いが多く、いつも厳しい目にさらされています」と2代目の吉田博文さんは話します。
ダイヤモンド片山津温泉ソサエティの山下料理長との魚をめぐる丁々発止もかれこれ15年になるとか。山下料理長は「わたしたち料理人の厳しい注文に応えてくれる吉田さんには、全幅の信頼を寄せています。」と相好を崩します。1年を通して多種多様な魚が水揚げされる橋立漁港や安宅漁港は、目と鼻の先。
吉田さんは地の利と鍛え上げた目利きを活かして、プロをうならせる絶品を仕入れます。「魚を選ぶときは、目が澄んでいるかどうかをチェック。潤んだ目に騙されてはいけませんよ」。日本海に季節風が吹きだす11月から翌3月ごろまでは、冬の味覚の王様・ズワイガニのシーズン。沿岸は漁に出る底引き網漁船で活気づきます。「ホテルのお客さまからオーダーを受けて発送するズワイガニや、笹カレイなど地物の干物の詰め合わせは吉田水産さんからの取り寄せを。
リピーターが多いのは、満足感が高いことの証拠ですね」と山下料理長。「ただし、ホテルレストランの朝食でお出しする干物は自家製です!」。おふたりの話を聞いていると、しみじみお箸の国に生まれた幸せを感じます。
【最後に】
宗澤政宏氏とダイヤモンドソサエティは、これからも地域や季節に応じた特色あるお食事をお客さまにお届けし続けることでしょう。