【要約】
宗澤政宏氏が代表を務めているダイヤモンドソサエティは、全国でホテルを経営しています。今回はそんな各ホテルのスタッフの方から見た、ホテルの歴史を振り返ります。
【はじめに】
宗澤政宏氏が代表を務めるダイヤモンドソサエティは、全国各地でホテルを経営し、長年にわたってお客様をおもてなししています。ホテルの歴史は人の歴史であり、刻んだ年だけ思い出が残るものです。そこで今回は熟練のホテルスタッフたちが、ホテルと人の歩みを語ってくれます。
【ダイヤモンドあずみ野温泉ホテル 料飲部 遠藤さん】
<プロフィール>
あずみ野温泉ホテルの知恵袋と、お客様に人気。趣味は有名なアライグマのぬいぐるみ収集。
▼長い歴史を刻む個性的な洋館建てに、お客様との楽しい想い出がいっぱい!
子供のころに建設中のホテルを見て、スゴいものができるなぁと思ったことを覚えています。44年前のオープン当初は周辺に民家も少なく、豪華な会員制ホテルと町の噂になったんです。
わたしが入社した23年前は館内が土足厳禁でした。ホテルなのに不思議ですよね。エントランスの段差は名残で、そこで履物を脱いでいただいていたんです。離れ風のカフェにはインベーダーゲームもあり、一般のお客様もお茶を飲みに来られました。現在のお土産コーナーが、軽食をお出しするラウンジだった時代もあります。
1994年から10年ほど、お子様対象の林間学校を開催しました。川で遊んだり、飼われている牛を見たり、流しそうめんをしたりと、いろんな体験をしていただきました。そのお子様が社会人になられたいまでも来てくださいますから、うれしいですね。
また、以前はお正月に腕相撲大会もあり、わたしも大好きなアライグマを味方につけて頑張りました。なにしろ、スタッフに勝って優勝すれば宿泊券がもらえるので、お客様も必死に(笑)。懐かしい想い出です。
【ダイヤモンド瀬戸内マリンホテル 相談役 神平さん】
<プロフィール>
ダイヤモンド瀬戸内マリンホテルの開業時から勤務し、2007年まで総支配人として勤務。
▼「主人はこのホテルのおかげで長生きできた」というお言葉が忘れられません
長い間、このホテルにおりますので、数多くのお客様との思い出がございます。当館は瀬戸内海に面し、すぐ裏には白砂青松の海水浴場が広がるリゾートらしいホテルだと思います。そしてリゾートホテルというのはお客様の人生の「楽しく、幸せ」な部分を担います。
ひと月に2回ほどご宿泊いただいたご夫婦がいらっしゃいました。残念ながら、旦那様がお亡くなりになったのですが、ご病気になってからも当ホテルを頻繁にご利用いただいており、亡くなった後に「主人は、ダイヤモンド瀬戸内ホテルがあったから長生きできたのよ。お伺いするのをいつもほんとに楽しみにしていましたから」と奥様からホテルマン冥利に尽きるお言葉を頂戴したことは、いまでも忘れられません。
また、年に2回行っている感謝祭では、長年のお客様がたくさんいらっしゃってくださるので、同窓会のようでわたしも毎回心躍らせてお迎えしています。最近はファミリー層のお客様も多く、お帰りの際に、お子さんから楽しかったなどと言っていただけると、本当に疲れが吹き飛びますね。
【さいごに】
ダイヤモンドソサエティはただ単に宿泊をする場所という訳ではなく、お客さまにとって印象的な思い出を生み出す場所となっています。また、スタッフの方々にとっても、お客さまと楽しいひとときを過ごすことが出来る空間でもあります。ダイヤモンドソサエティと宗澤政宏氏はこれからも精一杯のおもてなしを通して、お客さまに思い出をご提供し続けることでしょう。